A・B 電池はどこに行った?

AA → B の謎

よく使われるニッケル水素電池・乾電池のサイズの呼び名は以下のようになっています。

List of battery sizes – Wikipedia

日本 海外 サイズ 備考
単六 AAAA 8.3 * 42.5 市販は珍しい。Surfaceのペンなど、極小の機器で使われる
ニッケル水素電池を見かけることは稀
単五 N 12.0 * 30.2 ニッケル水素電池を見かけることは稀
単四 AAA 10.5 * 44.5 10440リチウムイオン電池とほぼ同サイズ
単三 AA 14.5 * 50.5 14500リチウムイオン電池とほぼ同サイズ
単二 C 22.2 * 42.9 国内ではニッケル水素電池が比較的珍しい
単一 D 34.2 * 61.5 市販では最大級のサイズ
国内ではニッケル水素電池が比較的珍しい

これを見てなんか不思議なことは感じませんか?

A・B 電池がどこかに消え去ってしまっているんですよね。むろん日本でも該当する電池はありません。

さて、これらがどこにいったかというと
―—存在はします。以下にその詳細を示しますね。

日本 海外 サイズ 備考
A 17.0 × 50.0 ニッケル水素電池やニッケル・カドミウム電池でむしろよく使われる規格。
古いホビー用・機器で使われる
B 12.0 * 30.2 ヨーロッパの4.5V規格ランタンでよく見かける

と、存在はするんです。

ただ、「古い」「使用機会が限定される」ということでメジャーではない、まして日本では―—という話なんですね。

単五 = "N" の謎

上記の表をよく見ると、単五だけ急に"N"に飛んでいます。なぜなのでしょうか?

これは割と単純な話で、「単〇」という呼び方はあくまで日本の JIS 規格上の呼び名にすぎません。
したがって、海外ではやや型外れというだけにすぎません。

参考になるサイト

以上の情報は海外の Wikipedia (EN) を大いに参照しました。

List of battery sizes – Wikipedia

他にも役立つ情報が多数あるので、ぜひご参照あれ。

どうしようもない雑記を書いてる場所だよ